【3月16日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)準々決勝の組み合わせ抽選会が15日、スイス・ニヨン(Nyon)で行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)はFCバルセロナ(FC Barcelona)との対戦が決まり、マンチェスター・シティ(Manchester City)はトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)とのイングランド・プレミアリーグ勢同士の対決に臨むことになった。

 リバプール(Liverpool FC)は決勝トーナメントで2年連続となるFCポルト(FC Porto)との顔合わせとなり、昨季王者のレアル・マドリード(Real Madrid)を下したアヤックス(Ajax)は、その見返りとしてクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)擁するユベントス(Juventus)が対戦相手に決まった。

 大会に臨んだ全4クラブが8強への勝ち上がりを決めているイングランド勢は、今季は自分たちの年になるのではないかという大きな望みを抱いている。しかしながら、オレ・グンナー・スールシャール(Ole Gunnar Solskjaer)暫定監督率いるユナイテッドがさらに勝ち上がるためには、リオネル・メッシ(Lionel Messi)率いるバルセロナとの最も注目を集める一戦で身を粉にしなければならない。

 第2戦で敵地カンプ・ノウ(Camp Nou)に乗り込むスールシャール暫定監督は、1999年の思い出をよみがえらせることになる。同地で行われた1998-99シーズン決勝のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)戦でスールシャール暫定監督は、途中出場から後半アディショナルタイムに決勝ゴールを決めている。

 ユナイテッドはシティと同じ週にホームゲームを行えないため、4月9日か10日に行われる第1戦でスペイン1部リーグ首位のバルセロナを本拠地オールド・トラフォード(Old Trafford)で迎え撃ち、その翌週敵地に乗り込む。

 前回プレミア勢4クラブが準々決勝に残ったのは2008-09シーズンで、その決勝戦ではバルセロナが2-0でユナイテッドを下した。また、両クラブは10-11シーズンの決勝でも顔を合わせており、バルセロナが3-1で勝利して優勝を飾った。

 この日の抽選によって準決勝の組み合わせも決定しており、バルセロナとユナイテッドの勝者はリバプールとポルトの勝者と対戦することになる。

 決勝トーナメント1回戦でバイエルンを退けたユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督率いるリバプールは、決勝に進出した昨年の決勝トーナメント1回戦でポルトを2戦合計スコア5-0で下しており、自信を持って戦いに臨む。初戦はリバプールのホームで、第2戦はポルトのホームで行われる。

 シティとトッテナムの対戦が決まったことで、イングランド勢の1クラブが4強入りすることが確定した。この対戦の初戦はトッテナムのホームで行われる。両クラブは4月20日にシティのホーム、エティハド・スタジアム(Etihad Stadium)で行われるリーグ戦でも対戦するため、わずか10日間で3度対戦することになる。

 この2クラブの勝者が準決勝で対戦するのは、95-96シーズン大会決勝の同カードとなったアヤックスとユベントスの勝者となる。当時前季王者だったアヤックスをPK戦の末に退け優勝を飾ったユベントスは、それ以降の決勝では5連敗となっているが、今季はロナウドにその栄光をもたらすことが期待が懸けられている。(c)AFP/Andy SCOTT