【3月10日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するレッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が9日、都内にある本田技研工業(ホンダ、Honda Motor)本社で新シーズン開幕に向けた記者会見を行い、新たに供給を受ける同社のパワーユニットについて「良い意味でとても驚いた」と話した。

 レッドブルは昨季限りでルノー(Renault)との険悪な関係に幕を下ろし、新たにホンダのパワーユニットを使用することを決めた。

 その手応えについて、新チームメートのピエール・ガスリー(Pierre Gasly)らとともに会見に臨んだフェルスタッペンは、「テストでは非常にポジティブな2週間を過ごせた」と話し、ホンダのパワーユニットを搭載したマシンに乗ってみて「良い意味でとても驚いた」ことを明かした。

 フェルスタッペンは「さほど大きな変更を加えず、本当に運転しやすい良い車に仕上げることができた」とコメント。さらにマシンには安定感があり、テスト期間中のホンダのエンジニアとの意思疎通もスムーズだったと話した。

 昨シーズン、ドライバーズランキングで4位に入ったフェルスタッペンは、メルセデスAMG(Mercedes AMG)の王者ルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)の対抗馬の一人になることが期待されている。フェルスタッペンは「シーズンが始まるのがとにかく楽しみだし、レッドブルとホンダと一緒に成功を収めたい」と話した。

 2019年のF1シーズンは、17日に決勝が行われるオーストラリアGP(Australian Grand Prix 2019)で開幕する。(c)AFP