【3月8日 AFP】北朝鮮の北西部沿岸地域にあるミサイル発射施設「西海衛星発射場(Sohae Satellite Launching Station)」が再び稼働可能な状態になったとの見方が報じられる中、米国務省は7日、北朝鮮政府と「建設的」な対話をする用意があると表明した。

 西海衛星発射場は、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長が米側との間で閉鎖に合意した施設。

 米国務省のロバート・パラディーノ(Robert Palladino)副報道官は、同発射場に関する記者団の質問に対し、「われわれには建設的な交渉を始める用意がある」と述べた。一方、同副報道官は、同発射場や先週開催された米朝首脳会談をめぐり、米国が北朝鮮と接触を続けていたかは明らかにしなかった。

 米国が北朝鮮の核放棄を目指したベトナムでの首脳会談は、合意がされないまま終了していた。(c)AFP