【3月7日 AFP】米空軍初の女性戦闘機パイロットの経歴を持つマーサ・マクサリー(Martha McSally)上院議員(52)は6日、上院軍事委員会で行われた米軍内の性的暴行に関する公聴会において軍所属時に上官から性的暴行を受けたと告白した。

 マクサリー氏は共和党の議員で、2010年まで26年間にわたって米空軍に所属。飛行隊の指揮官も務め、退役時の階級は大佐だった。

 公聴会でマクサリー氏は「私も軍の性的暴行を生き抜いた一人だが、他の勇気ある多くの被害者たちとは違い、暴行を受けたことを報告しなかった」と証言。

 さらには「加害者たちはひどいやり方で地位を乱用していた」「あるときに私は餌食となり、上官から性的暴行を受けた」と述べた。

 マクサリー氏は長年被害について沈黙してきたが、「軍がスキャンダルに見舞われながら全く不適切な対応をしているのを目の当たりにし、私も被害者だと人びとに知ってもらう必要があると思った」と告白の理由を語った。(c)AFP/Chris Lefkow