【3月3日 AFP】18-19イタリア・セリエAは2日、第26節の試合が行われ、好調ACミラン(AC Milan)はサッスオーロ(US Sassuolo)に1-0で勝利し、ライバルのインテル(Inter Milan)から3位の座を奪った。

 2019年に入ってから、0-1でユベントス(Juventus)に敗れたイタリア・スーパーカップ(Italian Super Cup 2019)が唯一の敗戦となっているミランは、リーグ戦ではここ9試合負けていない。

 しかしミランを率いるジェンナロ・ガットゥーゾ(Gennaro Gattuso)監督は、本拠地サン・シーロ・スタジアム(San Siro stadium)での低調なパフォーマンスは「後退」だとして落胆を隠さなかった。

 ガットゥーゾ監督は伊スカイ・スポーツ(Sky Sport Italia)に対し、「エンポリ(Empoli)、ラツィオ(SS Lazio)、サッスオーロとの3試合でポジティブな結果が出ているが、もっとやれたはずだ」とコメントした。

「疲労のことなんて話したくない。なぜ最近の試合では鋭さがないのかを理解したい。チームはよく組織された相手に苦しめられている」

 サッスオーロの強固なディフェンスに苦戦したミランは、35分にポル・リロラ(Pol Lirola)のオウンゴールで奪った1点を守り切った。

 ミランは64分、サッスオーロのGKアンドレア・コンシーリ(Andrea Consigli)がクシシュトフ・ピョンテク(Krzysztof Piatek)の決定機をファウルで止めて退場となり数的優位に立ったが、2点目のゴールをこじ開けることができなかった。

 この結果ミランは、1日にカリアリ(Cagliari Calcio)に1-2で敗れたインテルを勝ち点1上回っている。

 ラツィオはフェリペ・カイセド(Felipe Caicedo)とチロ・インモービレ(Ciro Immobile)の得点などでASローマ(AS Roma)とのダービーを3-0で制し、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)出場権獲得に望みをつないだ。

 リーグ戦ここ8試合負けがなく5位につけているローマに黒星をつけ、勝ち点差を3としたラツィオは、その同都市のライバルより試合の消化が一つ少ない。また、ラツィオはチャンピオンズリーグの出場権が与えられる4位インテルとの勝ち点差を6に縮めている。(c)AFP