【3月2日 AFP】ブラジルのリオデジャネイロで1日、世界有数の規模を誇る「リオのカーニバル(Rio's Carnival)」が開幕し、カーニバルの象徴である「キング・モモ(King Momo)」に鍵を手渡す伝統のセレモニーが行われた。

 だが、汗にまみれ、きらびやかな装飾で飾り立て、露出された肌で満ちあふれるカーニバルに対して否定的な見解を持つマルセロ・クリベラ(Marcelo Crivella)市長は、今年も表舞台に登場することを控えた。キリスト教福音派の元牧師である同市長は、サンバチームへの公的な資金援助を半減させている。

 今年の開幕イベントで市長の代役を務めたのは、マルセロ・アウベス(Marcelo Alves)観光相。キング・モモ役に選ばれたウィウソン・ネト(Wilson Neto)さんが、紙吹雪が舞う主会場「サンボドロモ(Sambadrome)」で同観光相から鍵を受け取り、カーニバルの開幕を宣言した。

 3日と4日には名門サンバスクールの14チームが優勝を目指して、サンボドロモでパレードを披露する。(c)AFP