米国人夫が性別移行した夫婦、立ちはだかる日本の法律の壁
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■「挑戦する立場」
マクレディさんは永住権を持っており、もし法的に婚姻を認められなくなっても、国外退去となる危険はない。「私は挑戦する立場にある。だから、責任があると感じる」とマクレディさんは語った。
マクレディさんと緑さんは2月に19回目の結婚記念日を迎えた。2人の間には、17歳、16歳、9歳の息子がいる。家族の形が変わっても、結びつきの強さは変わらない。
数年前、マクレディさんは緑さんに、ジェンダーセラピーに通いたいと話した。その後、ホルモン治療を受けたいことも伝えた。2人の関係についてマクレディさんは、「想像がつくように、複雑で、難しかった。けれど、2人であるべき方法を見つけた」と語る。
マクレディさんと緑さんによると、子どもたちは性別移行をすぐに受け入れ、今ではマクレディさんの以前の名前を使う人がいると正すという。
また、緑さんは「私の両親は幸い結構オープンマインドで、理解してもらって、周りの友達とかももちろんそれはいいね、素晴らしいね(と言ってくれた)」と述べた。