【2月28日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)は27日、フランス・リーグ1のナント(FC Nantes)が、イングランド・プレミアリーグのカーディフ・シティ(Cardiff City)とのエミリアーノ・サラ(Emiliano Sala)選手の移籍金問題について、同連盟に対して訴え出たと発表した。

 両クラブは、先月の飛行機事故で亡くなったサラ選手の移籍金の支払いについて争っており、ナント側は、サラ選手の移籍金1700万ユーロ(約21億円)のうちの頭金となる600万ユーロ(約7億5000万円)の支払いをカーディフが拒否したとして、FIFAに問題解決を委ねた。

 サラ選手の移籍登録完了後に600万ユーロを支払う予定となっていたカーディフだったが、送金するまでに事故の調査結果を待ちたいとしている。

 ナントによれば、28歳だったサラ選手の移籍は完了しており、国際移籍証明書(ITC)が発行されたという。ITCが登録され、サラ選手がカーディフの選手として確認されているため、ナント側はカーディフには移籍金の支払いが義務付けられていると主張している。(c)AFP