【3月1日 CNS】中国・江蘇省(Jiangsu)泗洪県(Sihong)金鎖鎮(Jinsuo)のザクロ栽培基地で、数台の大型トラクターの機械音が響き渡り、ジャガイモの植え付けと地表のビニール掛けを行っていた。2019年の春の種まきのシーズンが始まった。

 泗洪県には約13万3400ヘクタールの耕地があり、近年は大規模な産業構造調整を行ってきた。高効率の農業を全面的に推進し、村々の実情に合わせてピーカンナッツや種無しザクロなど、特色ある農作物の栽培を発展させてきた。種無しザクロだけで耕地面積は約2000ヘクタールを超え、しかも栽培当年の収穫が実現している。

 耕地単位当たりの収穫率を高めるため、果物栽培農家は「立体式栽培」を実行している。

 果実林の間にジャガイモ、落花生、カボチャなどをリレー栽培し、667平方メートル当たりの総合収穫値は約5千元(約8万2600円)に達している。昨年、金鎖鎮で最も利益を出した大規模農家の汪紅軍(Wang Hongjun)さんは、耕作地を今年また約3.4ヘクタール増やす予定で、総面積は約20ヘクタールに近づく規模となる。(c)CNS/JCM/AFPBB News