【2月20日 AFP】米大リーグ(MLB)、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)の伝説的投手であるドン・ニューカム(Don Newcombe)氏が19日、長い闘病生活の末、92歳で亡くなった。

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 ニューカム氏は1955年、当時ニューヨーク・ブルックリン(Brooklyn)を本拠地としていたドジャースのワールドシリーズ制覇に貢献。その後はシンシナティ・レッズ(Cincinnati Reds)やクリーブランド・インディアンス(Cleveland Indians)を渡り歩き、1962年にプロ野球(NPB)の中日ドラゴンズ(Chunichi Dragons)で現役生活を終えた。

 ニューカム氏は1956年に創設されたサイヤング賞(Cy Young Award)の初代受賞者。同年にはナ・リーグのMVPに輝き、オールスターにも4度出場した。通算では149勝、防御率3.56、奪三振数1129の成績を残した。

 ドジャースのスタン・カステン(Stan Kasten)球団社長は「ニューカム氏はその存在と活動により、球界の全選手にとってのロールモデルとなった」「ニューカム氏はドジャー・スタジアム(Dodger Stadium)にも頻繁に足を運び、選手たちは彼の助言の数々やリーダーシップにいつもひきつけられていた」とコメントした。(c)AFP