【2月16日 AFP】イタリア・セリエAは15日、第24節の試合が行われ、ユベントス(Juventus)はクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)の1ゴール、1アシストなどで3-0とフロジノーネ・カルチョ(Frosinone Calcio)に快勝し、暫定で2位との勝ち点差を14とした。

 ユベントスのマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督は、敵地での欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)決勝トーナメント1回戦第1戦のアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)戦を20日に控える中、19位に沈むフロジノーネを相手にしても万全の体制で試合に臨んだ。

 パウロ・ディバラ(Paulo Dybala)がロナウドとマリオ・マンジュキッチ(Mario Mandzukic)との前線に加わり、レオナルド・ボヌッチ(Leonardo Bonucci)とジョルジョ・キエッリーニ(Giorgio Chiellini)も負傷から復帰を果たしている。

 アレグリ監督は、「シーズンを決定付けるようなこの時期に、チームはフィットネス面で強まりをみせている。冬季休暇の後に少々苦しんだが、重要な局面を迎えているリーグ戦とチャンピオンズリーグに向けて準備は整っている」と語った。

 ユベントスは敵地マドリードでの試合、そして3月3日に敵地サン・パオロ・スタジアム(San Paolo Stadium)で行われる2位ナポリ(SSC Napoli)との天王山に向けて、着実に調子を上げている。

 アレグリ監督は「アトレティコ・マドリードとの対戦はまったく違うものになるだろう。敵地での1ゴールが命運を分ける。さもなければ勝ち抜けはかなり難しいものになるだろう。とはいえチームは成長している。今は最初(開幕直後)の数週間よりも良くなっている」と付け加えている。

 ユベントスは6分、ディバラがロナウドからのお膳立てを受けて左足で強烈なシュートを蹴り込んで先制した。レアル・マドリード(Real Madrid)から加入したロナウドの陰に隠れていたディバラは、昨年11月3日以来となるリーグ戦でのゴールを記録している。

 さらにユベントスは、17分にマンジュキッチのダイビングヘッドを相手GKがはじいたこぼれ球をボヌッチが押し込み追加点を決めると、63分にはマンジュキッチのアシストからロナウドが3点目を決めた。ロナウドはこれでユベントス加入後の得点数をリーグ戦で19に、公式戦で21に伸ばしている。(c)AFP