【2月12日 AFP】2012年ロンドン五輪のボート男子エイトで金メダルを獲得したドイツのマキシミリアン・ライネルト(Maximilian Reinelt)氏(30)が、スイスでクロスカントリースキー中に死亡した。現地警察と国内のボート連盟が、11日に発表した。

 2016年リオデジャネイロ五輪の同種目でも銀メダルに輝くなど、ドイツのボート男子エイトで長く活躍していたライネルト氏は、サンモリッツ(St. Moritz)近郊で10日に亡くなったことが判明した。死因については明らかにされていない。

 連盟のジークフリート・カイデル(Siegfried Kaidel)会長は、「彼の早すぎる突然の死に、深い悲しみを覚えている」「彼を知っている人々は皆、その親しみやすい人柄に魅了されていた。彼がいないと寂しくなる」とコメントした。

 競技生活を終えた後、ライネルト氏は医学部を卒業し、ドイツ代表U-23のチームドクターとして働く計画を立てていたという。

 国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ(Thomas Bach)会長は、ライネルト氏について、「ドイツボート界の偉大なアスリートの一人であり、競技生活と同時に医師になるための勉強をしっかりと両立させていた好青年だった」と述べた。(c)AFP