【2月8日 AFP】米アマゾン・ドットコム(Amazon.com)が、自動運転技術を手がける米新興企業のオーロラ(Aurora)に出資したことが分かった。

 オーロラは米グーグル(Google)で自動運転開発部門の責任者を務めたクリス・アームソン(Chris Urmson)氏や、米テスラ(Tesla)、米ウーバー・テクノロジーズ(Uber Technologies)の元幹部らが2017年に設立。昨年にはドイツのフォルクスワーゲン(VW)との戦略的提携を発表している。

 オーロラの7日の発表によると、シリコンバレー(Silicon Valley)のベンチャーキャピタル(VC)、セコイア・キャピタル(Sequoia Capital)が主導した資金調達で5億3000万ドル(約580億円)を確保し、その中でアマゾンからも「相当な」額の出資を受けた。

 アマゾンはAFPの取材に対し、「当社は常に、革新的で顧客本位の企業に出資しようとしており、オーロラもそうした一社だ」と説明。自動運転技術には従業員やパートナーの仕事の安全性、効率性を高める潜在力があるとも指摘した。

 セコイアはオーロラの企業価値を25億ドル(約2700億円)超と評価していると伝えられる。

 自動運転分野には大手自動車メーカーのほか、グーグルやテスラ、ウーバーなども積極的に投資している。(c)AFP