【2月7日 AFP】米東部バージニア州のマーク・ヘリング(Mark Herring)司法長官(57)は6日、1980年に行われた大学のパーティーにいわゆる「ブラックフェース(黒塗りメーク)」で参加したと認め、謝罪した。バージニア州では先週、人種差別的な仮装姿のラルフ・ノーサム(Ralph Northam)知事の写真が学校のアルバムに掲載されていた問題が発覚しており、州内で政治危機が深まっている。

 ヘリング司法長官はノーサム知事の職務継承順位2位に当たり、共に民主党員である州トップ2がスキャンダルに巻き込まれる事態となった。また、ノーサム知事は問題発覚以降、辞任を求める声にさらされている。

 ヘリング氏によるとブラックフェースをしたのは学部生だった19歳の時で、当時聞いていたカーティス・ブロウ(Kurtis Blow)のようなラッパーの格好でパーティーに出席したという。

 ヘリング氏は「無神経で弁解できないほど認識不足だった」と釈明し、「自分がもたらした痛みについて深くおわびする」と述べた。

 ヘリング氏は2014年から司法長官を務めている。(c)AFP/Chris Lefkow