【2月5日 AFP】18-19イングランド・プレミアリーグは4日、第25節の試合が行われ、首位のリバプール(Liverpool FC)は敵地でウェストハム(West Ham)と1-1で引き分け、2位マンチェスター・シティ(Manchester City)との勝ち点差は3に縮まった。

 先週にレスター・シティ(Leicester City)と1-1で引き分け、シティとのポイント差を7に広げるチャンスを逃したリバプールは22分、サディオ・マネ(Sadio Mane)のゴールで先制したが、すぐさまミカイル・アントニオ(Michail Antonio)に同点弾を許し、またしても勝ち点差を小さくしてしまった。

 この結果、リバプールと3位トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)との勝ち点差はわずか5となり、シティは6日に行われるエバートン(Everton)戦に勝利すれば暫定ながら首位に立つことになる。

 ジョーダン・ヘンダーソン(Jordan Henderson)やジョルジニオ・ワイナルドゥム(Georginio Wijnaldum)、トレント・アレクサンダー・アーノルド(Trent Alexander-Arnold)を負傷で欠いたユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)監督は、ジェームス・ミルナー(James Milner)を不慣れな右SBで先発させ、中盤の3人にはファビーニョ(Fabinho)、ナビ・ケイタ(Naby Keita)、アダム・ララーナ(Adam Lallana)という実験的な組み合わせを強いられた。

 この日のパフォーマンスが標準以下だったのは、負傷者の数が増えているためだと指摘するクロップ監督は「昨夜われわれはトレーニングを行い、その後に3つのポジションで選手変更せざるをえなくなった」と明かした。「それは単なる事実で、言い訳ではない。この試合に向けた準備は完璧には程遠かったが、1ポイントを手にした」

 リバプールは23節まで上位6チーム以外の相手には全勝を収めてきたが、ここ2試合は立て続けに勝ち点を取りこぼしており、29年ぶりとなる1部リーグ優勝に向け緊張が高まっている。

 しかしクロップ監督は、ここ1週間で選手たちの足を引っ張っているのはプレッシャーや伝統の重さだったという見方を否定し、「プレッシャーの問題ではない。問題は自分たちがいる状況を楽しめるかどうかだ」「われわれの勝ち点は62であり、今季はここまで1敗しかしていない。それはとてもポジティブなことだ」と補足した。

「皆さんの表情から察するに、われわれのことを気の毒に思っているようだが、チームは元気だ。きょうは難しい試合だったというだけだ」 (c)AFP/Kieran CANNING