【2月3日 AFP】18-19イングランド・プレミアリーグは2日、第25節の試合が行われ、チェルシー(Chelsea)はゴンサロ・イグアイン(Gonzalo Higuain)の移籍後初得点などで、5-0とハダーズフィールド・タウン(Huddersfield Town)に大勝した。

 チェルシーはイグアインとエデン・アザール(Eden Hazard)がそれぞれ2得点、さらに終盤にダビド・ルイス(David Luiz)がヘディングで5点目を決め、最下位のハダーズフィールドを粉砕した。

 リーグ戦3連敗を避けたいチェルシーは16分にイグアインが先制点を決めると、ハーフタイムを前にアザールがPKから追加点を決めた。両ゴールスコアラーは後半にも1点ずつを加えると、ルイスが駄目を押した。

 イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)からローン移籍で加入したイグアインは、チームのゴール前での嗅覚を復活させた。

 チェルシーのマウリツィオ・サッリ(Maurizio Sarri)監督は「加入当初の(イグアインの)フィジカルコンディションは良くなかった。今は改善している。ゴールを別にしても、彼はアザールの近くでプレーするのにとても適していると感じている」と語った。

 この勝利でチェルシーは、暫定でアーセナルを抜き4位に浮上している。

 一方でトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)は1-0でニューカッスル(Newcastle United)を下し、こちらも暫定で2位に浮上した。

 ウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)で今季リーグ戦で初めての引き分けに終わるかと思われたトッテナムだったが、83分に孫興民(Heung Min Son、ソン・フンミン)が決勝点を挙げ、3日に試合を控える2位マンチェスター・シティ(Manchester City)を追い抜いた。

 70パーセントを超えるボール支配率をみせながらもニューカッスルの粘り強さに苦しみ、このまま試合終了を迎えるかに思われたが、孫が相手GKマルティン・ドゥブラウカ(Martin Dubravka)のミスにも助けられ、今季14ゴール目を決めた。

 ドゥブラウカは、力強い孫のシュートを触れ損ねて脚の下に通してしまい、チームのこれまでの努力を全て台無しにした。

 トッテナムのマウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督は「順位表で好位置に付けるためにはとても大きな結果だ。ソニー(孫の愛称)はバッテリーのようで、働いて働いて働いて働いて、充電が切れたらそこまで、そこまでなんだ」と語り、第17回アジアカップ(2019 AFC Asian Cup)から帰ってきてからの孫のスタミナを称賛した。(c)AFP