【1月31日 AFP】女子テニス、サンクトペテルブルク・レディース・トロフィー(St. Petersburg Ladies Trophy 2019)は30日、シングルス2回戦が行われ、大会第1シードのペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)は6-2、7-6(7-3)でワイルドカード(主催者推薦)のビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラルーシ)を下し、準々決勝進出を決めた。

 ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)通算2勝を誇るクビトバは、先日の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)で決勝に勝ち残った勢いをそのままに元世界ランキング1位のアザレンカをストレートで退けた。

 クビトバは第2セットで一時5-1とリードしたが、手にした2本のマッチポイントを逃した。それでも、最終的にはアザレンカの反撃をタイブレークで食い止め、第8シードのドナ・ヴェキッチ(Donna Vekic、クロアチア)との準々決勝へ駒を進めた世界2位は「もっと早く(試合を)終えたかった。第2セットは気持ちを切り替える必要があったが、タイブレークでは良いプレーができた」と話した。

 その他の試合では、ワイルドカードで出場している世界ランク97位のベラ・ズボナレワ(Vera Zvonareva、ロシア)が第5シードのユリア・ゲルゲス(Julia Goerges、ドイツ)を4-6、6-4、6-4の逆転で破った。

 2010年のウィンブルドンと全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2010)で決勝に進出した時の調子を取り戻したいと考えている34歳のベテランは、準々決勝で第3シードのダリア・カサキナ(Daria Kasatkina、ロシア)と対戦する。

 シード選手として1回戦を免除されていたカサキナは、2回戦の対戦相手だったマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)が肩の故障で大会を棄権したため、今大会では1試合もプレーしていない。(c)AFP