【1月26日 AFP】イングランドFAカップ(FA Cup 2018-19)は25日、4回戦が各地で行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は3-1でアーセナル(Arsenal)を下してオレ・グンナー・スールシャール(Ole Gunnar Solskjaer)暫定監督の全勝記録を維持した。

 スールシャール監督は前の試合から先発5人を入れ替えると、元アーセナルのアレクシス・サンチェス(Alexis Sanchez)と復帰したロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)が大きなインパクトを残し、ユナイテッドはノルウェー人指揮官の下で公式戦の連勝を8に伸ばした。

 ルカクはサンチェスの先制点、そしてジェシー・リンガード(Jesse Lingard)の2点目をお膳立てし、ユナイテッドは31分からの2分間で2点をリードした。

 ハーフタイム直前にピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)が1点を返したアーセナルは、同点に持ち込むのに十分なチャンスを手にしたものの、ユナイテッドは休養したGKダビド・デ・ヘア(David de Gea)の代役セルヒオ・ロメロ(Sergio Romero)がさらなる失点を防ぎ、82分には途中出場のアントニー・マルシアル(Anthony Martial)が16強入りを決定付ける得点を決めた。

 約2週間前に、デ・ヘアの活躍もあって1-0で勝利したトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)戦でも同じようなカウンターアタックのスタイルでプレーしたユナイテッドだが、ソルスキア監督は、チームがその一戦よりもさらに進化していると考えている。

「パフォーマンスの面では大きな前進だ。チームの組織は、耐えて、ダビドが救ってくれたトッテナム戦とは雲泥の差がある」「セルヒオはハーフタイム後に良いセーブを見せていたが、チームの状態は大違いだった。より良いチームに対するときにはより守備をしっかりしなければならないから、われわれはその点に注力していた」

 約1年前にユナイテッドに加入したサンチェスは、移籍後初めて古巣アーセナルの本拠地エミレーツ・スタジアム(Emirates Stadium)を訪れてブーイングを受けた。ユナイテッド加入後はその高額な移籍金に見合う活躍ができず、けがをするなど調子を落とし、32試合で4得点に終わっていた。

 しかし、スールシャール政権で2度目となる先発出場をつかんだサンチェスは、ルカクからのパスを受けるとGKペトル・チェフ(Petr Cech)をかわして角度のないところからのシュートを決め、かつては引く手あまたの状態だった理由を示した。(c)AFP/Kieran CANNING