【1月26日 AFP】フィギュアスケート欧州選手権(ISU European Figure Skating Championships 2019)は25日、ベラルーシのミンスクで女子シングル・フリースケーティング(FS)が行われ、大会初出場のソフィア・サモデュロワ(Sofia Samodurova、ロシア)が自己ベストとなる合計213.84点を獲得し、平昌冬季五輪の女王アリーナ・ザギトワ(Alina Zagitova、ロシア)を抑えて優勝を果たした。

 ショートプログラム(SP)を終えて2位につけていた16歳のサモデュロワは、FSで140.96点を記録してザギトワを上回り、金メダルを獲得。前回覇者のザギトワはSPトップでFSに臨んでいたが、ミスが続いて合計198.34点の2位に終わった。

 昨年12月にカナダ・バンクーバーで開かれたグランプリ(GP)ファイナルでは5位に終わっていたサモデュロワは、1万5000席を埋め尽くした会場のアリーナで、「きょうは午前中から最高のスケーティングを披露するための準備をしていた」とコメントした。

 初日では4位につけていたヴィヴェカ・リンドフォース(Viveca Lindfors、フィンランド)が、合計194.40点で順位を上げて銅メダルを獲得した。

 アイスダンスのリズムダンス(RD)では、フランスのガブリエラ・パパダキス(Gabriella Papadakis)/ギヨーム・シゼロン(Guillaume Cizeron)組が84.79点で首位発進した。

 通算3度の世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships)優勝を誇り、欧州選手権でも優勝4回を記録している同ペアは、自身が持つ世界最高記録を更新して優勝候補大本命の実力を示した。

 昨年大会で3位に入ったロシアのアレクサンドラ・ステパノワ(Alexandra Stepanova)/イワン・ブキン(Ivan Bukin)組が自己ベストを更新して81.37点で2位につけ、イタリアのシャルレーヌ・ギニャール(Charlene Guignard)/マルコ・ファッブリ(Marco Fabbri)組が79.05点で3位に続いた。(c)AFP