【1月24日 CNS】阿里巴巴(アリババ、Alibaba)傘下の天猫(Tmall)と阿里研究院(Ali Research)が共同で発表した「中国新製品消費趨勢報告」によると、中国で最も新製品に対する消費力の高い都市は上海市で、中国の「新製品消費力の都」になっている。

 天猫のデータによると、上海市は2018年の新製品消費額が全国1位。購入意欲の高い消費者は298万人おり、消費額は全国平均と比べて3.9倍。また新製品を選ぶ上では、ブランドと流行を非常に重視する。家電、美容・コスメ、自動車などの大手ブランドの新製品が、ほぼ上海の消費者のもとにある。

 2018年に携帯電話・スマートフォン市場において、上海の消費者から最も人気の高かった機種は、アップル(Apple)のiPhone (アイフォーン)XS Max。デジタル家電では、ブルーエア(Blueair)の空気清浄器やヘアマックス(Hairmax)の育毛機、アマゾン・ドットコム(Amazon.com)が提供する電子書籍サービス・キンドル(Kindle)、科大訊飛(アイフライテック、iFLYTEK)の新型AI翻訳機などが、通販サイトのショッピングカート内に入れられたようだ。そのほか美容・コスメの新製品では、資生堂(SHISEIDO)などのスキンケア新製品が上海の女性消費者の支持を集めている。(c)CNS/JCM/AFPBB News