【1月7日 AFP】サッカー元イングランド代表の主将ウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)が先月、公共の場で酩酊(めいてい)状態になったとして米国で逮捕されていたことが分かった。同選手の代理人は6日、英メディアに対し、処方された薬とアルコールの併用が酩酊の原因だったと話した。

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 米メディアのABC7 Newsとジ・アスレチック(The Athletic)が入手した記録によると、メジャーリーグサッカー(MLS)のD.C.ユナイテッド(D.C. United)に所属するルーニーは、2018年12月16日にワシントンD.C.郊外のダレス空港(Washington Dulles International Airport)内で警察に逮捕されたという。

 サウジアラビアでのプロモーション活動を終えて米国に戻ったルーニーは、公の場で酩酊し悪態をついたとして身柄を確保され、その後自己誓約により保釈されており、4日に罰金25ドル(約2700円)と裁判費用を支払ったという。

 ルーニーの代理人は「フライトの間、ウェインは処方された量の睡眠剤とアルコールを摂取し、その結果到着したときは酩酊状態だった」と話した。

「彼は近づいてきた警察に軽犯罪の容疑で逮捕された。直後に法で定められた罰金を支払い空港で解放された。この件はすでに決着している。ウェインはこの件に関し彼自身の見解を出す意向だ」

 なお、D.C.ユナイテッドはルーニーの逮捕を認識していたと発表している。「われわれはこの件に対するメディアの関心を把握しているが、これはウェインのプライベートな事柄だと考えており、D.C.ユナイテッドとしては内部で処理する予定だ」

 ルーニーは2017年9月に英国で飲酒運転により逮捕され、2年間の運転禁止を言い渡された。イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)などでプレーしたルーニーは、2018年7月にD.C.ユナイテッドと契約し、チームのプレーオフ進出に貢献した。(c)AFP