【12月28日 AFP】男子テニス、オーストラリア人スター選手のニック・キリオス(Nick Kyrgios)が28日、大会連覇を目指しているブリスベン国際(Brisbane International 2019)を控えたクリスマス休暇中にクモにかまれたことを明らかにした。

 23歳のキリオスは、約100万人のフォロワーを誇る自身のインスタグラム(Instagram)に投稿した短い動画で、腕に点滴を受けながら医師の治療を受けている様子を公開した。動画には「クモにかまれて手に負えない」と書かれたキャプションに加え、「クモに足をかまれた。毎年クリスマスには、いろいろなことがある」というコメントが添えられていた。

 ロシア・モスクワで行われたクレムリン・カップ(Kremlin Cup 2018)を肘の故障で棄権し、2018年シーズンを10月で打ち切っていたキリオスは、オーストラリアの首都キャンベラの病院でクリスマスを過ごしたが、31日に開幕するブリスベン国際には予定通り出場できる見通しだと伝えられた。

 2019年シーズンに向けて母国に戻っている世界35位は先月、数年前から抱えているメンタルの問題に取り組んでいたことを明かし、「何人かの心理士と会って、精神面を万全にするための取り組みを開始した」と語った。

 キリオスは豊かな才能に恵まれながらも気性が荒く、コート上で怒りを爆発させて自滅してしまうことで知られている。2018年はブリスベン国際で優勝したのが唯一のタイトルとなった。(c)AFP