■UEFAネーションズリーグ

 一方、代表レベルでも2019年は見どころが多い。

 新設されたUEFAネーションズリーグ(UEFA Nations League 2018-19)はすぐに盛り上がりを見せた。準決勝ではポルトガルがスイスと、イングランドがオランダとそれぞれ対戦し、王者は来年6月に決定する。

 イングランドのギャレス・サウスゲイト(Gareth Southgate)監督は同大会について「この夏のW杯よりも高い順位にいきたい。われわれは今、成長段階において非常に重要な中継地点に入っている」とコメントしている。

 しかし、2019年の目玉となる国際大会はネーションズリーグだけではない。

 初めて24か国で競われる第17回アジアカップ(2019 AFC Asian Cup)は、1月から2月にかけてアラブ首長国連邦(UAE)で開催予定。その後はコパ・アメリカ2019(2019 Copa America)がブラジルで行われ、北中米カリブ海サッカー連盟ゴールドカップ(CONCACAF Gold Cup 2019)では米国が連覇を狙う。

 6月と7月に行われる女子W杯(FIFA Women's World Cup 2019)では、今回から出場チーム数が24か国となり、開催国フランスが再びトロフィーを狙う一方で、米国がタイトル防衛を目指す。

 また、アフリカネイションズカップ2019(2019 The Africa Cup of Nations)は、準備の遅れによりカメルーンでの開催が認められず、代替地はまもなくエジプトか南アフリカのどちらかに決まるとみられている。同大会は6月から7月にかけて行われ、初めて24チームが出場することになっている。(c)AFP/Andy SCOTT