【12月19日 MODE PRESS WATCH】スペイン出身の画家アントニ タウレ(Antoni Taulé)の日本初個展を、1月16日から2月14日まで東京・銀座のシャネル・ネクサス・ホールにて開催する。

 バルセロナで建築家の資格を取得した後、絵画、写真、舞台装飾の制作にとりかかかり、世界中の美術館やギャラリーで数々の個展、グループ展を開催してきたタウレ。今回の展覧会のテーマにもある「光の島」は、1970年代から拠点の一つとしているスペインのフォルメンテーラ島で、地中海西部、イビサ島のすぐそばに位置し、豊かな自然と絶景で多くの人々を魅了しながら、タウレのインスピレーションの源でもあり続けている。どの作品も、開口部から差し込む外の光と冷たい室内空間の暗さが幻想的なコントラストを生み出しており、描かれている光は決して一様ではなく、繊細なニュアンスに富んでいる。

 展示作品は大きく二つのタイプに分けられる。一つは最近の絵画作品。もう一つは過去の写真の上に絵を描いた作品だ。いずれにおいても、光と闇、現実と虚構、存在と非存在、色彩と無彩色、無限と有限の境界がひとつの空間のなかに見事に描き出されており、何かが起こった後、あるいは、これから何かが起こるかのような不安と期待に満ちた空間が立ち現れている。

 独特のオーラを放ち、見る者に不思議な感覚をもたらす「光の島」をぜひ体感して。

■展覧会概要
「INSULA LUX 光の島」
会期:2019年1月16日~2月14日
時間:12:00~19:30
会場:シャネル・ネクサス・ホール
住所:中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4F
URL:https://chanelnexushall.jp/program/2019/antonitaule/
※入場無料・会期中無休

■関連情報
・シャネル・ネクサス・ホール 公式HP:https://chanelnexushall.jp/
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