【12月18日 東方新報】中国国際放送局(CRI)によると、中国でモバイルインターネットのデータの分析や調査をしている比達諮問(BigData-Research)はこのほど、シェア自転車に関する利用者からのアンケート結果を発表した。自転車の使いやすさや運営管理、メンテナンスなどについて指摘する声が上がっている。

 アンケートによると、利用台数が少ないためにラッシュの時間帯は乗車できないと指摘した人が回答者の4割以上に上った。また、乗り心地が大切だと答えた人が54.2%に達した。

 上海、深セン(Shenzhen)、広州(Guangzhou)、北京といった大都市など計12都市は、自転車の新規投入を中止すると発表しており、ラッシュ時の利用が難しくなっている。

 また、南方都市報は今月3日、深セン市交通委員会が今年7月から9月までの間に実施した、シェア自転車運営業者に対する審査結果を掲載。これによると、モバイク(Mobike)は66.19点で合格したが、ofoなど4社はいずれも不適格と判断されている。

 利用者は、修理場所や修理担当者を増やすほか、自転車の状態確認を頻繁に実施するよう求めている。また使えなくなった自転車の回収、経営困難な業者の撤退、利用者のマナー向上を訴える声も上がっている。(c)東方新報/AFPBB News