【11月29日 AFP】(更新)米通商代表部(USTR)のロバート・ライトハイザー(Robert Lighthizer)代表は28日、中国が貿易政策で「意味のある改革」を行っていないと重ねて批判し、中国製の自動車に関税を課すことも辞さないと警告した。

 ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領は今週末、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで開かれる20か国・地域(G20)首脳会議に合わせて、貿易紛争をめぐり中国の習近平(Xi Jinping)国家主席と会談する予定。

 しかしライトハイザー氏は声明で「中国の攻撃的な、国家指令型の産業政策が米国の労働者と製造業者に深刻な被害をもたらしている」と改めて非難し、紛争の火に油を注いだ。

 自動車関税に関する政策が「特にひどい」とやり玉に挙げ、中国は米国製の自動車に対して他国製に比べ2倍以上の関税を設けていると言及した。

 その上で「大統領の指示により、自動車に適用される関税を平等にするためあらゆる方策を検討する」と明らかにした。(c)AFP