【11月24日 AFP】サッカーイングランド代表の元監督で、先月に心停止で倒れたグレン・ホドル(Glenn Hoddle)氏が退院し、現在は自宅に移って療養していると、23日に広報担当者が明かした。

 広報の発表によると、英BTスポーツ(BT Sport)の番組に解説として出演した直後に心停止を起こした61歳のホドル氏は、病院で「模範的な」治療を受けたという。

「グレンは10月27日の土曜日に倒れた後、ロンドンにある聖バーソロミュー病院(St Bartholomew's Hospital)で専門医による治療を受けた」「心停止からの回復を進めるため、グレンは手術を受けた。治療に対して良い反応を示し、今は自宅療養している」

「グレンが病院で受けた治療は模範的だった。彼の家族は病院のスタッフや支援のメッセージを送ってくれた多くの人に感謝している」

 現役時代、1979年から1988年にかけてイングランド代表として53試合に出場したホドル氏は、同世代の中で最も才能ある選手の一人といわれ、1990年代後半には監督として同チームを率いた。

 ホドル氏が最も知られているのはトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)時代の活躍で、同チームではUEFA杯(UEFA Cup)を制し、イングランドFAカップ(FA Cup)でも2度の優勝を経験。また、フランス・リーグ1のASモナコ(AS Monaco)でも1988年に国内リーグを制覇している。(c)AFP