【11月23日 東方新報】中国国際放送局(CRI)によると、民間の大手教育機関「新東方教育科技グループ」の兪敏洪(Yu Minhong)会長が、公の場で女性に対する差別的とみられる発言をしたことについて謝罪し、弁明した。

 兪会長は今月18日に開かれた教育に関するフォーラムで、「中国の女性は男性を選ぶ時、お金があるかどうかを基準にしている。よって、国の良し悪しも女性にかかっている。今の中国は女性が堕落しているので国全体が堕落している」と話した。

 この発言に対してネット上で、「理解できない」「差別だ」などと批判の声が上がっていた。

 これを受けて兪会長は直ちに謝罪し、「意思が伝わらなかった。女性のレベルはその国のレベルを反映する。女性、母の素養が高ければ素養の高い子どもを育てられる。また男性は女性の価値観に引かれ、女性が知的な暮らしを求めれば、その相手の男性は賢くなり、逆に女性がお金だけを考えていれば男性は稼ぐことに必死になって、中身の向上をおろそかにする。女性が強くなれば男性も強くなり、国も強くなると言いたかった」と弁明した。(c)東方新報/AFPBB News