アポロ11号に搭載の記念プレート、5300万円で落札
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【11月5日 AFP】米テキサス州ダラスで、人類で初めて月面に降り立った宇宙飛行士である故ニール・アームストロング(Neil Armstrong)氏の遺品が競売にかけられ、1969年7月20日に月面着陸に成功したアポロ11号(Apollo 11)に搭載された記念プレートが46万8500ドル(約5300万円)で落札された。競売会社ヘリテージ・オークションズ(Heritage Auctions)が発表した。
アポロ11号が描かれた記念プレートは地球帰還後に木製の板に取り付けられ、アームストロング氏に贈呈された。
アームストロング氏は2012年に死去し、2人の息子が2000点を超える遺品の一部を手放すことを決意したという。
また、記念プレートと同じくアポロ11号に搭載された星条旗も競売にかかり、手数料込みの27万5000ドル(約3100万円)で落札された。ただ、この旗は月面で掲げられることはなかったという。
さらにアームストロング氏がアポロ11号に持ち込んだライト兄弟(Wright Brothers)の飛行機の部品二つも競売にかけられ、それぞれ予想価格の9倍に当たる27万5000ドルで落札された。
ヘリテージ・オークションズによると今回の競売の合計落札価格は総額520万ドル(約5億8000万円)。アームストロング氏の遺品の競売は2019年にも第2回、第3回の開催が予定されているという。(c)AFP