【11月5日 AFP】米国のマイク・ポンペオ(Mike Pompeo)国務長官は4日、テレビインタビューで、北朝鮮の金英哲(Kim Yong Chol)朝鮮労働党副委員長と今週ニューヨークで会談すると明かした。

 ポンペオ長官はCBSの報道番組「フェイス・ザ・ネーション(Face the Nation)」の中で、金党副委員長との会談では非核化の問題と、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-un)同党委員長との再会談について協議すると述べた。

 今年6月、トランプ大統領と金委員長が臨んだ歴史的な会談で朝鮮半島(Korean Peninsula)の非核化に向けた取り組みを約束してからの約5か月間、両国間でこう着状態が続いている。

 北朝鮮外務省は先週、米国が制裁を解除しないならば、核兵器計画の再開を「真剣に」検討すると警告。これについてポンペオ長官はテレビ番組「フォックス・ニュース・サンデー(Fox News Sunday)」で、「その点は心配していない」と述べ、さらに「われわれの究極の目標を達成するまで、経済救済はない」と言明した。

 金正恩委員長の右腕と目される金英哲氏は、6月の米朝首脳会談の前にも準備のため米首都ワシントンのホワイトハウス(White House)を訪問。ポンペイ氏が先月半ばに米朝再会談の可能性を示唆したその前にも、英哲氏と会っていた。(c)AFP