【10月9日 AFP】18MLBは8日、プレーオフのア・リーグ地区シリーズ(5回戦制)が行われ、ボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)が16-1でニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)を下し、2勝1敗でシリーズ制覇に王手をかけた。

 3回までに3-0とリードしたレッドソックスは、4回にもブロック・ホルト(Brock Holt)とクリスチャン・バスケス(Christian Vazquez)が連打で出塁し、ジャッキー・ブラッドリー(Jackie Bradley)が四球を選んで満塁のチャンスを迎えると、続くムーキー・ベッツ(Mookie Betts)も、ヤンキースの先発ルイス・セベリーノ(Luis Severino)をリリーフしたランス・リン(Lance Lynn)から押し出し四球を記録して1点を加えた。

 この回のレッドソックスは、さらにアンドリュー・ベニンテンディ(Andrew Benintendi)が右翼線に二塁打を放って3点を追加し、スティーブ・ピアース(Steve Peace)の単打で走者を返すと、ホルトの三塁打で2者が生還して10-0とリードを一気に拡大。ホルトは8回の二塁打に続いて9回にも2点本塁打を放ち、サイクル安打を達成した。

 これまでMLBのプレーオフでは8点差以上をひっくり返したチームはなく、この日のヤンキースも史上初の快挙を成し遂げると思わせるような脅威はみせられなかった。(c)AFP