【9月13日 AFP】フランス国鉄(SNCF)は12日、2023年までに主要幹線の旅客列車や貨物列車に無人自動運転を試験導入する計画を発表した。その後、数年以内に定時運行での実用化を目指す。

 SNCFによると、自動運転への切り替えにより、最も混雑する主要幹線の列車数を増発できるとともに、エネルギー消費の削減が可能になる。

 SNCFのギヨーム・ペピ(Guillaume Pepy)会長は、パリを含め多くの都市の地下鉄にはすでに無人自動運転が導入されているが、長距離輸送での無人自動運転は新たな挑戦だと語った。

 同会長は自動運転列車を「明確な未来」だとする一方で、乗客が無人運転車への乗車を受け入れるには時間がかかるだろうとも指摘した。

 SNCFのキャロル・デノー(Carole Desnost)研究革新局長は、オーストラリアや中国、日本ではすでに無人自動運転列車を試験中だが、フランスの参入が遅すぎることはないと語った。(c)AFP