【9月1日 AFP】第18回アジア競技大会(18th Asian GamesAsiad)は31日、サッカー女子決勝が行われ、日本は試合終了間際に菅澤優衣香(Yuika Sugasawa)がゴールを決めて1-0で中国を下し、通算2度目の優勝を飾った。

 2011年のW杯ドイツ大会(FIFA Women's World Cup 2011)を制しているなでしこジャパンは、試合時間残りわずか30秒ほどのところで右サイドからクロスを上げると、菅澤がヘディングでこの試合日本としては唯一となった枠をとらえたシュートを決めた。

 なでしこは前半に試合の主導権を握られたものの、中国はことごとくチャンスを潰した。中国は14本のシュートを放ち、そのうち5本が枠をとらえたが、前半20分にゴールネットを揺らしたシュートはオフサイドの判定が下され、後半にはなでしこのGK山下杏也加(Ayaka Yamashita)が見事なセーブで中国の得点を防いだ。

 なでしこは守備を固めながらも59パーセントのボール支配率を残し、延長戦目前のところで鉄のバラ(中国女子代表の愛称)の夢を打ち砕いた。(c)AFP