【9月2日 東方新報】中国・重慶市(Chongqing)南岸区(Nanan)の34か所に6月中旬に設置されたスマートゴミ分別回収機「小黄狗(Xiaohuanggou)」。これまでに86.45トンの資源が回収され、市民のゴミ分別に対する意欲も大幅に向上している。

 スマートゴミ回収機の「小黄狗」は、小黄狗(重慶)環保科技が製造。回収機と、オンライン上でのアプリが連動しており、利用者は回収機のタッチパネルを押して、廃棄するごみの種別を選択し、画面上にあるQRコードをスキャンして対応する回収箱にゴミを投入すると、回収費がキャッシュバックされる仕組みだ。

 小黄狗環保科技の責任者によると、アプリを使って資源ごみを分別収集することで、利用者はゴミの種類や数量などに対応した回収費を得られる。回収費が10元(約163円)以上になると、銀行などで換金できるという。

 小黄狗のパネル画面は金属、プラスチック、ビン類、紙類など7項目。防水・防火機能やゴミの識別機能、投入口に利用者が手を挟まれるのを防ぐ機能も備わっている。

 南岸区都市管理局によると、現在、同地区では1日平約794トンの生活ゴミが排出され、うち約123トンが生ごみなどの家庭ごみだという。(c)東方新報/AFPBB News