「記憶に留めておく一枚の報道写真」

この子たちの親はどこにいるのだろうか。十分な食事ができているのだろうか。周りの大人たちは、この子たちを心配しないのだろうか。いくら避難所にいるとはいえ、この子たちは安全で健康的な生活が送れているようには到底思えない。私たちが何不自由なく暮らしているこの瞬間、世界にはこの子たちのように、今日を生き抜いていけるかどうかわからない人々が信じられないほどいる。この子たちに必要なのは、同情などではない。必要なのは生きるための支援と、生き抜くための教育、そして愛情である。支援する側が国家の利益や、ポピュリズムに囚われているようでは、多くの人を見殺しにするだけである。難民問題から目を逸らさず、難民に寄り添うことが大切であると思う。


東京女子大学 松村芽依 難民セクション