【8月27日 MODE PRESS WATCH】 「シチズン(CITIZEN)」が1993年5月に発売したシチズン電波時計「Cal.(キャリバー)7400」画、独立行政法人国立科学博物館が選定する2018年度の重要科学技術史資料である未来技術遺産に登録される。

標準電波を受信して時刻を合わせるシチズン電波時計「Cal.7400」は、世界で初めて日本・ドイツ・イギリス3局を切り替え受信する多局受信を実現。受信用アンテナのサイズが大きく、時計上面に配置しないと受信できないなどの制約を、上面中央にアンテナを配置するユニークなデザインに昇華し解決した。多局対応の電波時計の先駆けとして発売され、電波時計、衛星電波時計の技術の発展を支える礎となっている。

 2008年度から始まった未来技術遺産制度にはこれまで240件が登録されており、今回新たに19件が登録された。シチズン電波時計「Cal.7400」の未来技術遺産の登録は、シチズングループとしても初。 なお、未来技術遺産の登録証授与式は、8月28日に国立科学博物館で執り行われる。

■関連情報
・シチズン 公式HP:http://citizen.jp
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