【8月23日 AFP】男子ゴルフのタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)とフィル・ミケルソン(Phil Mickelson、米国)が、勝利した方が賞金900万ドル(約10億円)を独り占めするマッチプレーを開催することが、22日に発表された。

 会場は米ラスベガスのシャドークリーク・ゴルフコース(Shadow Creek Golf Course)で、米国の感謝祭に当たる11月23日に行われる。2人合わせて計19回のメジャー制覇を誇るベテラン同士の対戦は、ペイ・パー・ビュー(PPV)で視聴することができる。

 ミケルソンは22日、米スポーツ専門チャンネルESPNに対し「ゴルフ界が静かな時期のゴールデンタイムに、多くの人々にゴルフを届けられる良い機会だ。2人ともマイクをつけることで、普段は聞けないような会話もお見せできる」と話した。

 男子ゴルフ界を席巻していた全盛期は不仲だったミケルソンとウッズだが、ここ最近はライダーカップ(Ryder Cup)やプレジデンツ・カップ(The Presidents Cup)で共に過ごしたことで、その関係も以前より良好なものになっていた。

 また、ミケルソンは2人が高額賞金を分け合う可能性はゼロだとしており、勝者が総取りしなければ、「勝負の意味が弱まってしまう。勝者が独り占めするというのが肝心なんだ。それこそがエキサイティングな部分なのだから」と強調している。

 元世界ランク1位のウッズは、度重なる腰の故障で約2年にわたり戦列から遠ざかり、今年に入って本格復帰を果たしたばかり。それでも、今月初めに行われたメジャー最終戦の第100回全米プロゴルフ選手権(2018 PGA Championship)では、ミケルソンが予選落ちを喫した一方、2位フィニッシュを果たしている。(c)AFP