【8月18日 AFP】不正防止機関「テニス・インテグリティ・ユニット(TIU)」は17日、男子テニスのルカ・ゲルハルト(Luca Gelhardt、ドイツ)に対し、三つのオンライン・ギャンブルアカウントで280試合に及ぶ賭博行為が発覚したとして、8か月の出場停止処分と罰金7000ドル(約77万円)を科したと発表した。

 現在23歳で世界ランク1065位のゲルハルトは、2012年12月から2015年11月の間に、自身がプレーした試合は除いて賭けを行っていたとされている。TIUはコメント文で、同選手が今後テニスの腐敗防止プログラムに違反しないことを条件に、処分期間を半分に短縮し、罰金についても3500ドル(約38万5000円)に減額する猶予を与えることを明らかにした。

「これ以上の規律違反を起こさないことを条件に、当該選手は2018年12月から再び試合への出場が認められる」

 男子プロテニス協会(ATP)によると、ゲルハルトは生涯獲得賞金が合計1万1775ドル(約130万円)となっており、2018年に稼いだのはわずか3000ドル(約33万円)程度だった。(c)AFP