【7月4日 AFP】2日に行われたサッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)の決勝トーナメント1回戦でベルギーに敗れ、ベスト8には手が届かなかった日本代表のキャプテン長谷部誠(Makoto Hasebe)が、代表引退を表明した。長谷部は「この大会を最後に、日本代表にひとつの区切りをつけさせていただきたい」と話している。

 現在34歳の長谷部は、代表では12年以上にわたってプレー。W杯はこれが2010年の南アフリカ大会(2010 World Cup)、前回のブラジル大会(2014 World Cup)に続いて3回目の挑戦で、準々決勝進出にかつてなく近づいたが、2-3の逆転負けを喫した。

 チームはこの後、2019年初めにアラブ首長国連邦(UAE)で行われる第17回アジアカップ(2019 AFC Asian Cup)に備えることになるが、長谷部とともに32歳の本田圭佑(Keisuke Honda)も今大会限りでの代表引退を口にしており、チームは主力交代の時期に入っている。

 また、日本代表は次の指揮官もまだはっきりしていない。ヴァイッド・ハリルホジッチ(Vahid Halilhodzic)前監督の電撃解任を受けて、W杯の直前に急きょ登板した西野朗(Akira Nishino)監督は、続投に関しては口を閉ざしており、監督が代わるとの報道も出ている。(c)AFP