【7月4日 AFP】欧州サッカー連盟(UEFA)は3日、巨額の資金を投じて大型補強を繰り返し行い、ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)規定に違反している疑いがあったフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)について、調査を再開したことを明かした。

 FFP規定の下では赤字を一定額以内に抑える収支均衡が求められているが、カタールのオーナーをバックに持つPSGは移籍市場に莫大(ばくだい)な金額を投資し、2017年夏にはネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)を史上最高額で獲得。関係者は眉をひそめた。

 UEFAは6月、不適切な行いはなかったとして調査を終了したことをいったん発表したが、今回、これを再開すると話している。

「連盟のクラブ財務管理機関(CFCB)の調査主任が先日下した、パリ・サンジェルマンに対する調査を完了するとの決断について、CFCB議長はこの件を審査室に送り、判断を再検討することを決めた。ただしこの発表は、審査室が実施する再検討の結果を示唆するものではまったくない」 (c)AFP