【7月3日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領のブランド名を冠したものにはステーキ、ネクタイ、ワイン、航空機、数多くのビルなどがあるが、米インディアナ州の警察当局は新たにトランプ氏の顔をかたどった合成麻薬「エクスタシー(Ecstasy)」を発見・摘発した。

 州警察当局は先月、麻薬の摘発捜査でトランプ氏の顔の形をした小さなオレンジの錠剤を発見。裏には「Great Again(再び偉大に)」の文字が刻まれていた。

 ブランド化や購入者の興味を引くために用いられる宣伝方法として、麻薬の密売組織がユニークな形や色をした麻薬を製造することはよく知られている。

 州警察当局の声明によると、錠剤はコカインやヘロインといった違法薬物とともに見つかり、この件で129人が逮捕された。

 警察が公開した錠剤の画像は瞬く間にソーシャルメディア上で拡散し、ユーモアを交えた書き込みが相次いだ。

 あるツイッター(Twitter)ユーザーは「トランプ形エクスタシーはやめておけ。うそと憎悪が交ざっている。バッドトリップするぜ」と投稿。また別の人は「ハイになるって期待させるけど、落ち込んだ気分になって大金を損するだけ」とツイートした。(c)AFP