【7月2日 AFP】2日に行われるサッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)の決勝トーナメント1回戦でベルギーと対戦する日本の香川真司(Shinji Kagawa)が、ベルギー代表のツイッター(Twitter)アカウントから、別の名前の日本のプロレスラーと間違われるというハプニングがあった中で、赤い悪魔(Red Devils、ベルギー代表チームの愛称)撃破に意欲を燃やしている。

 スターぞろいのベルギーに対し、下馬評では不利とされている日本だが、その中でも香川にはチームの攻撃をけん引する働きが期待されている。

 ところがベルギー代表のツイッターは先月30日、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)時代に香川のチームメートだったアドナン・ヤヌザイ(Adnan Januzaj)の「日本で抑えるべきは香川だ」というコメントを載せようとした際、誤って米プロレスのWWEで活躍する中邑真輔(Shinsuke Nakamura)のアカウントをタグ付けしてしまった。これには、中邑もお茶目なリプライを返している。

 ベルギー側のSNS上でのミスはさておき、日本が史上初のW杯ベスト8入りを果たすには、香川の活躍が欠かせない。香川はグループ最終戦のポーランド戦で、主将の長谷部誠(Makoto Hasebe)らと共に先発を外れて休養。試合は0-1で敗れたが、フェアプレーポイントの差でセネガルをかわして決勝トーナメント進出をもぎ取った。

 仮に日本がベルギーを破れば、開催国ロシアがスペインをPK戦で退けた決勝トーナメント1回戦に、また一つ衝撃的な勝利が生まれることになる。代表戦94試合出場、31ゴールの香川は、「簡単じゃない相手だということを相手に見せたい」と話している。(c)AFP/Ryland JAMES