【6月24日 AFP】サッカーベルギー代表のロベルト・マルティネス(Roberto Martinez)監督は23日、同日行われたW杯ロシア大会(2018 World Cup)のチュニジア戦で足首を負傷した好調のロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)が、イングランドとの大一番を欠場する可能性を示唆した。

 ルカクとエデン・アザール(Eden Hazard)が2得点を挙げるなどチュニジアに5-2で勝利したベルギーは、グループG首位に立って16強入りに王手をかけたが、ルカクは後半に負傷交代している。

「ルカクの足首を注視する必要がある。彼は打撲しており検査を受けなければならない」と話したマルティネス監督は、この試合のマンオブザマッチに選出されたアザールもけがをしたと明かしている。

「エデン・アザールはふくらはぎを打った。ドリース・メルテンス(Dries Mertens)は足首に問題を抱えている。イングランド戦は大幅な変更があるだろう」

「もし1週間の準備期間があれば同じチームでスタートすると言っただろうが、現実には23人の選手で戦うほかない」

 イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に所属するルカクの不在は、グループG首位通過が懸かるイングランド戦に臨むベルギーにとって大きな痛手となる。

 今大会4得点を挙げているルカクは、ポルトガルのクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)と並んで得点ランクのトップタイに立っている。

「彼には鋭さがあって、自信を持っていた。ゴール前では期待通り冷静だった」とルカクを評価したマルティネス監督は、さらに「ほかの選手と同様に彼はチームとして改善することの重要性をよく理解している」とたたえた。

 なお、チェルシー(Chelsea)でプレーするアザールは、「前半にふくらはぎに違和感を覚えたが、大きな問題ではないのであしたには大丈夫だと思う」とコメントし、カリーニングラード(Kaliningrad)で28日に行われるイングランド戦への出場に意欲をみせており、マルティネス監督にとっては朗報となった。(c)AFP