【6月24日 AFP】リオネル・メッシ(Lionel Messi)擁するサッカーアルゼンチン代表は23日、W杯ロシア大会(2018 World Cup)決勝トーナメント進出への新たな希望を胸に、トレーニングを再開した。

 グループリーグ第2戦でクロアチアに0-3の屈辱的な黒星を喫して敗退の危機に追い込まれたアルゼンチンだが、22日にナイジェリアがアイスランドに2-0で勝利したため、望みはつながった。

 26日にサンクトペテルブルク(St. Petersburg)でナイジェリアに勝利した場合、同日の試合でグループ首位のクロアチアがアイスランドに負けさえしなければアルゼンチンはD組2位でグループリーグを突破できる。

 DFのガブリエル・メルカド(Gabriel Mercado)とニコラス・オタメンディ(Nicolas Otamendi)、MFのルーカス・ビリア(Lucas Biglia)は軽度の負傷のためチームと別メニューでジムでトレーニングを行なった。メルカドとオタメンディはクロアチア戦で足首を痛めたが、ナイジェリア戦の出場は問題ないものとみられている。

 クロアチア戦での取り組みが強く批判されているアルゼンチンのホルヘ・サンパオリ(Jorge Sampaoli)監督は、大会期間中の解任がうわさされている。

 1986年W杯の優勝メンバーで、現在はアルゼンチンのテクニカルディレクターを務めるホルヘ・ブルチャガ(Jorge Burruchaga)氏がサンパオリ監督の後任を務めるのではないかとささやかれていたが、同国サッカー協会(AFA)はこれを強く否定している。

 メッシは1958年大会以降では最悪となるグループステージでの敗戦の後、沈黙を守っているが、自身4度目にして最後になるであろうW杯で、まだ答えを出せる可能性を残している。

 クロアチア戦でミスから先制点を献上したGKウィルフレッド・カバジェロ(Wilfredo Caballero)は先発落ちが濃厚のため、ナイジェリア戦ではアルゼンチン1部リーグのリーベル・プレート(River Plate)でプレーするフランコ・アルマーニ(Franco Armani)が代表デビューを飾る可能性が高い。(c)AFP