【6月20日 CNS】中国・北京市(Beijing)で、国営企業の開放参観日がこのほど行われた。記者は、燕保(Yanbao)・郭公庄家園(Guogongzhuang jiayuan)(北区)公共賃貸住宅プロジェクトを参観した。

 燕保・郭公庄家園は、北京市の南四環路の外にあり、地下鉄9号線の郭公庄駅(Guogongzhuang Station)に近く、周辺には大型ショッピングモールや幼稚園、少し離れたところに小学校があり、住宅環境は理想的だ。

 この日は、大小のモデルルームが公開された。小型のモデルハウスの面積は約40平方メートル。小さなベランダもあり、室内の採光と風通しは文句がない。台所とトイレは清潔であり、設備もそろっている。家具さえ準備すれば、すぐ入居できる。

 北京市公営住宅管理センターのプロジェクトの責任者は、「毎月の賃料は、1平方メートルあたり45元(約770円)、約40平メートルのモデルルームサイズだと1800元(約3万円)。約60平方メートルの場合は2700元(約4万6千円)になっている」と話した。

 責任者によると、賃借希望者が部屋を申し込む際は抽選会に参加することで、公平性を保っている。現在、入居率は90%以上に達している。

 同地区での分譲マンションの賃料は、15平方メートルの部屋で約2000元(約3万4千円)となっており、大変安い。