【6月17日 AFP】サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)に臨むベルギー代表DFトーマス・フェルマーレン(Thomas Vermaelen)とDFヴィンセント・コンパニー(Vincent Kompany)が、18日に行われるパナマとの大会初戦を欠場する見込みとなった。

 ベルギーを率いるロベルト・マルティネス(Roberto Martinez)監督は16日、フェルマーレンとコンパニーがソチ(Sochi)で行われるパナマ戦に起用できる状態ではないことを認め、2戦目も欠場する可能性があるとした。なお、両選手が予備メンバーと交代する可能性は低いという。

 ハムストリングの問題で5月中旬から戦列を離れているフェルマーレンについてマルティネス監督は、「トーマス・フェルマーレンはわれわれの予想を少しだけ上回る回復を見せている」とコメントした。

「彼はパナマ戦に出場しないだろう。パナマ戦後、マッチフィットネスの状態に応じて彼の起用に関する決断を下す。医学的に見て残り2試合には間に合うものとみている」

 一方、マンチェスター・シティ(Manchester City)でキャプテンを務めるコンパニーは、2週間前に行われたポルトガルとの試合で負傷したそけい部の回復を待っている。

「ヴィンセント・コンパニーについてはあした(17日)最終判断を下す。ポルトガルとの試合から前に進んでいると自信を持って言える。グループステージの3試合目には出場できる状態になるだろう」

 これによりコンパニーは23日のチュニジアとの第2戦欠場が濃厚となったが、28日にカリーニングラード(Kaliningrad)で行われるイングランドとのグループステージ最終戦には間に合う見込みとなっている。

 DF陣に不安を抱えているが、マルティネス監督は予備登録リストに入っているローラン・シマン(Laurent Ciman)がチームから離れたことも好意的に受け止めている。

 米メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルスFC(Los Angeles FCLAFC)に所属するシマンは、16日にチームを離れてモスクワからベルギーへの帰路についた。

「ロロ(シマン)は飛行機でソチに入るよりもブリュッセルに戻った方がいいと結論づけた。もし必要があれば彼はすぐにチームに合流する。準備をしていてほしい。電話をすれば彼はすぐにチームの輪に加わる」 (c)AFP