【6月15日 AFP】サッカーフランス代表のアントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)が14日、所属するスペイン1部リーグのアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)に残留することを発表し、大きな注目を集めたFCバルセロナ(FC Barcelona)移籍のうわさに終止符を打った。

 フランス代表としてW杯ロシア大会(2018 World Cup)初戦を48時間後に控えていた27歳のグリーズマンはこの日、「残留することに決めた」とスペインのテレビ局のインタビューで語った。

 グリーズマンの残留決定はアトレティコのファンにとって待望の決断になった一方で、先週にはリオネル・メッシ(Lionel Messi)から「素晴らしい選手」と称賛の声が上がるなど、獲得を熱望していたバルセロナにとっては残念な結果となった。

 これまで4年間にわたりアトレティコに在籍しているグリーズマンは、オリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)に3-0で勝利した先月のヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2017-18)決勝で2得点を記録する活躍をみせ、同クラブで初のメジャータイトルを獲得していた。

 これでクラブでの去就が確定したグリーズマンはW杯に完全に集中できるようになった。グループCに入っているフランスは、16日のオーストラリア戦で大会初戦を迎え、その後ペルー、デンマークと顔を合わせる。(c)AFP