【6月13日 AFP】米連邦地裁は12日、米通信大手AT&Tによる米メディア・娯楽大手タイム・ワーナー(Time Warner)の買収を認める判決を下した。独占禁止法(反トラスト法)をめぐって争われたこの裁判は今後広範な影響を与える可能性がある。

 リチャード・レオン(Richard Leon)判事は、米司法省は米有料テレビ事業者最大手のAT&Tとタイム・ワーナーの合併が競争を損なうことになるという事実の存在を証明することができなかったと説明した。

 またレオン判事は司法省側の主張は全て証明に足るとは言えないとし、上訴で合意を遅らせようとするならば両社に修復不可能な損害をもたらすことになると警告。企業側にとって完全勝利と言える判決となった。(c)AFP