【5月14日 AFP】サッカー韓国代表の申台龍(Tae-Yong Shin、シン・テヨン)監督は14日、2018年W杯ロシア大会(2018 World Cup)に向けた予備登録メンバー28人を発表した。イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)で活躍する孫興民(Heung Min Son、ソン・フンミン)らが選ばれる中、12人のDFが登録された。

 申監督は孫に加え、プレミアからの降格が決まったスウォンジー・シティ(Swansea City)の寄誠庸(Sung-Yueng Ki、キ・ソンヨン)やドイツ・ブンデスリーガ1部FCアウクスブルク(FC Augsburg)の具滋哲(Ja-Cheol Koo、ク・ジャチョル)ら主力級の欧州組を招集するなか、イタリア・セリエAのエラス・ベローナ(Hellas Verona)に所属する李承佑(Seung-Woo Lee、イ・スンウ)を代表戦での出場経験がないながらもサプライズ選出した。

 20歳の李承佑はスペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)の下部組織出身で、28日のホンジュラス戦と6月1日のボスニア・ヘルツェゴビナ戦という2試合の親善試合でチャンスが与えられるとみられる。

 申監督はこれまで代表メンバーに12人ものDFを招集したことはなかったが、守備陣のけがに頭を悩ませていると明かした。ウリ・シュティーリケ(Uli Stielike)前監督の解任後、申監督の下で14試合を戦っている韓国だが、20得点19失点となっている。

 ソウルで行われた会見で指揮官は「これだけ多くのDFを選んだのには理由があります。現時点でDFラインの構築が私にとって一番難しい課題です。守備陣にしてもらいたいプランはありますが、できるとは思えません」と語った。

 予選で苦しみながらも本大会に進んだ韓国は、グループFで王者ドイツ、スウェーデン、メキシコと対戦する。登録メンバー23人は、6月4日に発表される。