【4月9日 AFP】2003年4月9日に米国主導の多国籍軍によってイラクの独裁者サダム・フセイン(Saddam Hussein)政権が崩壊してから15年。1000年の歴史を持つ首都バグダッドは今に戦災からよみがえるはずと期待されていたが、時がそのまま止まってしまったかのように復興に向けたインフラ整備作業はストップし、多数の事業が頓挫している。

 荒廃した市内の遠景には、放置されてさびついたクレーン車が。道路や橋に開いた穴も補修されず、損壊したまま。故フセイン元大統領の巨大な像が米海兵隊の協力によって引き倒されるという象徴的な出来事があったファルダス(Fardous、「楽園」の意)広場ですら修復されていない。

 2004年と2007年にはイラクの再建を支援するための国際会議が開かれ、関係各国がさまざまな事業に巨額の支援金の拠出を約束したが、いずれの事業もいまだに完成しておらず、イラクを世界12位の汚職大国と位置付けているNGO「トランスペアレンシー・インターナショナル(Transparency International)」は、同国復興のために割り当てられた支援金の一部は汚職で消えたと指摘している。(c)AFP